自殺カタログ
アンミが退院すれば、また襲ってくるかもしれないのだ。


「……芽衣、ボヤボヤしてる暇はないかもしれないよ?」


「うん。わかってる」


アンミのハガキは、近いうちに使わないといけない。


理央と2人で教室へ向かいながら、あたしはそう思ったのだった。
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