自殺カタログ
だけど自分たちの任務は忘れてはいなかった。
震える手でカメラを構えて1枚あたしを撮影した。
フラッシュがたかれた次の瞬間、階段の手すりの下から身を乗り出し、あらかじめ用意していた梯子を使って一階へと下りて行く。
「消えた!?」
「嘘だろ、なんでアンミの幽霊がこんな所にいるんだよ!?」
2人の混乱する声が洋館に響き渡る。
写真は取れたけれど、まだだ。
2階の先に行けば次は理央が待っている。
2人から見れば階段にいたアンミの幽霊が瞬間的に移動したように見えるだろう。
暗がりの中で声を殺して待っていると、2人の悲鳴が聞こえて来た。
続いてフラッシュがたかれる音。
しばらく待っていると2人が慌てて階段を駆け下りて来た。
震える手でカメラを構えて1枚あたしを撮影した。
フラッシュがたかれた次の瞬間、階段の手すりの下から身を乗り出し、あらかじめ用意していた梯子を使って一階へと下りて行く。
「消えた!?」
「嘘だろ、なんでアンミの幽霊がこんな所にいるんだよ!?」
2人の混乱する声が洋館に響き渡る。
写真は取れたけれど、まだだ。
2階の先に行けば次は理央が待っている。
2人から見れば階段にいたアンミの幽霊が瞬間的に移動したように見えるだろう。
暗がりの中で声を殺して待っていると、2人の悲鳴が聞こえて来た。
続いてフラッシュがたかれる音。
しばらく待っていると2人が慌てて階段を駆け下りて来た。