自殺カタログ
「この年齢になって幽霊を信じてるとか、それだけで笑えるけど」
晃紀はそう言って笑って見せた。
「晃紀は幽霊を信じてないの?」
「幽霊も宇宙人もテレパシーも異世界も、信じるわけないだろ?」
「そうなんだ」
「芽衣は信じてるのか?」
その質問にあたしは一瞬返事に困ってしまった。
登と涼太はアンミの亡霊に殺されるんだ。
考えたシナリオをスムーズに運ばせるためには、幽霊を信じていると答えた方がいい。
「信じてるよ」
少し間が空いてしまったが、そう返事をした。
晃紀は目を丸くしてあたしを見る。
「芽衣が幽霊を信じてるなんて意外だな」
「え、なんで?」
「だって芽衣は一番そういうの信じなさそうじゃん」
その言葉にあたしは首を傾げた。
2人で靴を履きかえて廊下を進んでいく。
晃紀はそう言って笑って見せた。
「晃紀は幽霊を信じてないの?」
「幽霊も宇宙人もテレパシーも異世界も、信じるわけないだろ?」
「そうなんだ」
「芽衣は信じてるのか?」
その質問にあたしは一瞬返事に困ってしまった。
登と涼太はアンミの亡霊に殺されるんだ。
考えたシナリオをスムーズに運ばせるためには、幽霊を信じていると答えた方がいい。
「信じてるよ」
少し間が空いてしまったが、そう返事をした。
晃紀は目を丸くしてあたしを見る。
「芽衣が幽霊を信じてるなんて意外だな」
「え、なんで?」
「だって芽衣は一番そういうの信じなさそうじゃん」
その言葉にあたしは首を傾げた。
2人で靴を履きかえて廊下を進んでいく。