自殺カタログ
☆☆☆
登の体に異変が起こったのはこの日の昼休憩時間中だった。
いつものように教室内でお弁当を広げていた登だが、青ざめたまま箸を付けようとしなかった。
一緒にいた涼太はその変化にいち早く気が付いていた。
「おい、どうしたんだよ?」
あまりにも青い顔をしている登を見て心配になった涼太がそう声をかけた時だった。
登は机の上のお弁当箱を手で床にたたき落とすと、空になった机の上に自分の筆箱を乗せたのだ。
缶でできた筆箱を開けると、中に入っていたペンをごっそり手に持ちそれそそのまま口に運んだのだ。
バリバリとペンが砕かれる音が響き渡り、涼太が登から少し距離を置いた。
「お、おい、登?」
恐る恐る声をかけるが、登は返事をしない。
砕いだペンをそのまま飲み込んでいるのがわかる。
登の体に異変が起こったのはこの日の昼休憩時間中だった。
いつものように教室内でお弁当を広げていた登だが、青ざめたまま箸を付けようとしなかった。
一緒にいた涼太はその変化にいち早く気が付いていた。
「おい、どうしたんだよ?」
あまりにも青い顔をしている登を見て心配になった涼太がそう声をかけた時だった。
登は机の上のお弁当箱を手で床にたたき落とすと、空になった机の上に自分の筆箱を乗せたのだ。
缶でできた筆箱を開けると、中に入っていたペンをごっそり手に持ちそれそそのまま口に運んだのだ。
バリバリとペンが砕かれる音が響き渡り、涼太が登から少し距離を置いた。
「お、おい、登?」
恐る恐る声をかけるが、登は返事をしない。
砕いだペンをそのまま飲み込んでいるのがわかる。