いつか時が戻るまで。
初めての恋
「私のこと……覚えてないの?」

その言葉をはなった時の彼女の顔は、驚愕するぐらい驚いていた。
その時の彼女は、悲しみよりも怒りが勝っていた。

「覚えてないなら好都合、別れて。
元々、アンタなんて好きじゃなかった。時々変なこというし、キモイし、ウザかった。あんたって病気なの?記憶失うの?全てがキモい。

……じゃあね。」
彼女はハイヒールの音を立てながら去っていった。
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