いつか時が戻るまで。
僕は命を取り戻したことを確信した。
お父さんがいる。
でも、隣の女性は誰?

「あの」
「ん?」
「あなたは…」
「ん?どうしたの?お母さんのこと、覚えてないの?」
「あ、いや。わかってる。確認だけ」
「そう?」

お母さんだ。
両親は、僕が3歳の時に離婚した。そのため、本当のお母さんを覚えていない。
お父さんは僕を引き取り、今のお母さんと再婚した。

そんな大事なこと、なんで忘れてたたんだろ。
< 5 / 13 >

この作品をシェア

pagetop