いつか時が戻るまで。
ぶつかった女性、すごく綺麗だった。
ナチュラルメイクだったけど、とても綺麗。彼女だけは、一際目立つようなオーラを発しているように見えた。

僕はそう思いながら、近くにあったコーヒー店「プリンス」に立ち寄った。

「いらっしゃいませ!

あっ」
「あっ」
さっきの人だ!
もう1度会えた。それも2時間経たないぐらいに。やっぱ運命だ。
「あの…」
「はいっ!」
「席、ご案内します」
「あ……はい」
この店、また来よう。
また会えるかもしれないから。
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