アテナ魔法魔術学園
部屋から出て、最初いたところに戻る
「そんなに地べたが好きならこうしてアゲルヨ」
ベチャ、とハンニヴァルナはギルを落とした
ギルは唸っている
ちょっと痛そうだったし
「クレイオス、放課後に僕の部屋に来るッピョ
僕の主人、君たちの担任が説明をしてくれるはずだッピョヨ
今日は使い魔召喚が終わり次第帰宅しておっけいッピョ」
「わかりました」
教師擬きのうさ耳はその場から去ると
ギルが話しかけて来た
「召喚ができなかった、っつーのはマジやったんか」
「ああ、どうしてか全く分からない」
「強過ぎる魔力が影響しているのかもしれないネ」
「ん?ハンニャバレン、それはどーいうことや?
魔力が強ければ強い程、強大な使い魔が召喚できるんやないの?」
「ハンニヴァルナって言ってるネ
ワテは200年生きた
正確には215年と3ヶ月だヨ
クレイオスの魔力の保有量はワテが生きてきた中で最大ネ
そんな魔法使いに召喚される生き物は決まってるヨ」
「でも、ハルピュイアもランクは高いだろ?
それに加護を受けている魔物だなんて滅多にいないはずだ…」
「あ、俺っちの寮に行こーや?なーんか、込み入りそーやし?」
「あ、ああ」「了解ネ」
「ほんじゃあ、"テレポート"!」