アテナ魔法魔術学園

必死な俺にエラはクスクスと笑った


「じゃあ、明日は購買で何か奢ってよ
それで、屋上で食べよ?

今度お弁当作って食べるのはどーお?」


「ぜひ、ぜひ!お願いします!」


「うん、りょーかい!」


「明日の昼休み迎えに行くから!」


「うーん、それは、ちょっと…」

断れるのか!?打撃が…!心の準備が…!


「え…ダメ?」



「クレイオスって注目度高いし…
アタシが行くのはダメかな?」


「あ、そっか。そうだよなー
なら、明日よろしく!」


よかった!心の底から安堵!

目立つのは否定できないし…はあぁあ…
なんかカッコ悪、俺


「ん!」

エラはニコニコ笑ってる

まあ、いっか。ポジティブに行かないと


「じゃーな、エラ!」


「またね、クレイオス」


俺は踵を返して、寮への道を急いだ


明日の楽しみを抑えるように、1歩1歩


side クレイオス end
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