アテナ魔法魔術学園
「全種類ってー!クレイオスは欲張り屋さんだねー」
「そうやなー
そういうエラちんはどーするんや?」
「もち!全種類だよーん」
「おい!エラも俺と変わんないじゃん!」
そんな感じでエラと言い合いをしていると、
「まーまーお2人さん
俺っちのお弁当をめぐって争いしやーすな
とりあえず、取り皿に分けたで早うたべよーや?」
ギルから渡された取り皿はオカズが綺麗に盛り付けられていた
パチリと両手を合わして、
「はーい!いただきまーす」
「いただきます」
早速、エビチリをパクリ
ーーーうっっまい!美味しすぎる!絶品だ!
この感動を共有したくて、エラを見ると悶えていた
わかるよーわかる!
料亭みたいな味だよな!
料亭なんて、行ったことないけど!
「ギル!すっごく美味しい!プロ級だよー」
エラがギルに言う言葉に自分もだ、とコクコクと頷く
「ほんまー?そりゃー嬉しいわ!じゃんじゃん食べ んぎゃいっ!」
ポンと軽い音とともにギルの言葉は途中で途切れ、かわりに「ワテも食べたいアル!」という声がした