アテナ魔法魔術学園


「わあ!ハルピュイアだー!」

エラは嬉しそうな声をだした


「お、ハンニャヴァルナじゃん。どーしたんだ?」



「うまそーな匂いがしたネ。ワテも腹減ったヨ!食べたいアル!」


とその場でピョンピョンと跳ねる
ニコニコとした笑顔で、仕草は可愛いが……


「んごんがっ!だずけ、んべっ!」


ギルが声をあげた

ギルはハンニャヴァルナが頭の上に現れたため、自分の取り皿に顔を突っ込んでいた状態
だから、その状態でハンニャヴァルナが跳ねたため、顔面が……Oh…


自力でハンニャヴァルナから抜け出せるだろうと思ってはいるが、あまりにもギルが可哀想だったので、「ハンニャヴァルナ、ギルが潰れてる。どいてあげて?」と声をかけるが


「ア、本当ネ。ギルはお間抜けネ
いつまで寝てるノ?この阿呆。ワテも飯食いたいヨ」


と言い、またピョンピョンとその場で跳ねる

自分の主人になんて言葉を…


ってか、上から全然退かないし。ギルはふごふご、ふがふが言ってる


エラはお腹抱えて笑ってるし

ハンニャヴァルナはギルの背中をバシバシと翼で叩いているし

ギルはまだ、ふごふご



はあ、カオスだ…



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