ふたりぼっち
ハルの瞳から、ポロポロと涙がこぼれ落ちる。
「アキ。これからも、私と一緒に……居て下さい。側にいて下さい。一緒に思い出を……作って下さい。貴方と一緒なら、もう……何も怖くないです。例え、何度記憶を失おうと自分の名前すら忘れようとも。貴方と共に歩んで行けるのなら、私……どんな明日も乗り越えていける。そんな気が、するんです」
ハルが教えてくれた。
”過去”ばかり見ていると、大切な”今”を失うこと。
そして、その”今”が積み重なっていく”明日”さえも、失ってしまいそうになることも。
俺は深く頷く。
「当たり前だ。何度忘れられたって、何度でも思い出を作ってやる。何度でも、俺のことを好きにさせてやる」
彼女の身体を抱き締めた。
「どんな困難も乗り越えていこう。2人、一緒に」
抱き締めたハルの瞳からこぼれ落ちる瞳が、俺の服にしみ込んでゆく。
何粒も、何粒も。
「アキ、愛しています」
太陽のような笑顔で笑うハル。
「俺も愛しているよ、ハル」
その全てが、愛おしく思う。
「アキ。これからも、私と一緒に……居て下さい。側にいて下さい。一緒に思い出を……作って下さい。貴方と一緒なら、もう……何も怖くないです。例え、何度記憶を失おうと自分の名前すら忘れようとも。貴方と共に歩んで行けるのなら、私……どんな明日も乗り越えていける。そんな気が、するんです」
ハルが教えてくれた。
”過去”ばかり見ていると、大切な”今”を失うこと。
そして、その”今”が積み重なっていく”明日”さえも、失ってしまいそうになることも。
俺は深く頷く。
「当たり前だ。何度忘れられたって、何度でも思い出を作ってやる。何度でも、俺のことを好きにさせてやる」
彼女の身体を抱き締めた。
「どんな困難も乗り越えていこう。2人、一緒に」
抱き締めたハルの瞳からこぼれ落ちる瞳が、俺の服にしみ込んでゆく。
何粒も、何粒も。
「アキ、愛しています」
太陽のような笑顔で笑うハル。
「俺も愛しているよ、ハル」
その全てが、愛おしく思う。