ふたりぼっち
「気味が悪い」


あの男の部屋だと考えると、益々そう感じてしまう。

「あ、そうだ、窓っ……! 」

日が差し込む窓に、飛びついた。

窓の外は、ベランダに通じていた。窓の鍵に……南京錠は、ついていない。

「やったぁ!! これで、外に助けを……! 」

ここから脱出できる!、心にそんな希望が溢れ出す。


私は勢い良く、窓を開けてベランダに飛び出した。

しかし、ベランダの外に広がっていた風景は……
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