ふたりぼっち

***

「はぁ……なんか、凄く……眠たい……」


私は気怠い身体をベットに任す。

ボフッと言う音と共に柔らかなシーツが身体にまとわりついてきた。


強烈な眠気の中、今日木村先生に言われたことを思い返す。


「木村先生の言ってた通り……あの人を、信用して……良いの……かな……」



……あれ?


あの人って、一体……誰の……こと……?



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