ふたりぼっち
扉を開けると、目の前には一階に繋がる階段があった。どうやらここは、一軒家の二階のようだ。隣には、ゴツイ南京錠のついた別の部屋がある。(中に、何があるんだろう)南京錠に恐怖を感じ、下手に近付かないことにした。男に見つからないように、そろりと階段を降りていく。素足の為、冷んやりとした階段が、ペタペタと足の裏にくっついてくる。「ふぅ……」男に見つからないように無事、階段を降りることができた。「さて、次は…………」「次は……なんだ? 」「ひっ!? 」背後から声がし、嫌な予感がした。恐る恐る振り返ると、そこには……。