皆が俺の事勘違いしている…

用意も終わったし、行くかな…

「いってきます。」

扉を開け、外の日差しが眩しく目を細めていると

「…はよ」

何故かわからないが蓮が居た。

「おはよう。どうしたんだ、こんな朝早くから。」

「一緒の高校なんだし、一緒に行きたくて…。」

顔を逸らしながら言っているが、赤い耳が見えているぞ。
可愛い奴だな。

「そうか。では、行くか。」

気づいてないことにしよう。
< 21 / 28 >

この作品をシェア

pagetop