私たちの失敗
それから少しすると、だんだん皆が登校してきた。


中学時代の友達と同じクラスになった子たちは手を取り合って喜んでいたが、


知り合いがいない子の方が多そうだった。


(よし、まずは隣の子に話しかけてみよう。)


小さく深呼吸をする。


「「あのっ…」」


「あっ、ごめんね。


 タイミングかぶっちゃったね。」


「そうだね、びっくりしちゃった!」


たまたま声をかけるタイミングがかぶっちゃったけれど、


これで会話が弾んでラッキー☆
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