私たちの失敗
自分を励ましながら、桜のトンネルを自転車で爽快に駆け抜ける。
感じる風に春の香りがして、なんだか良いことがありそうな予感がした。
そんなことを考えていると……
キキッ!!
目の前に別れ道が現れて、思わず急ブレーキ。
(うわ、これどっち行けばいいんだっけ…。)
きちんと高校までの道を覚えなかったことを後悔しても、もう遅い。
かなり早く家を出たこともあり
まだ入学式が始まる一時間半前で、周りに同じ制服を着た人はいなかった。
全然良いことじゃないよ、もう!
私はとりあえず左を選び、まっすぐ進んでみたけれど
そこには民家の塀があり、行き止まり。
あちゃ〜間違えた〜と思いながら
自転車をUターンさせると
前からスーツを着た男性がこちらに向かって歩いてきていた。
背は160cmの私からすると少し高めの170cmくらい。
青いネクタイがよく似合っている。
そして、かなりイケメン。
「あのっ…!」
!?
私は、自分でも無意識のうちにその人に声をかけてしまい
かなり焦った。
感じる風に春の香りがして、なんだか良いことがありそうな予感がした。
そんなことを考えていると……
キキッ!!
目の前に別れ道が現れて、思わず急ブレーキ。
(うわ、これどっち行けばいいんだっけ…。)
きちんと高校までの道を覚えなかったことを後悔しても、もう遅い。
かなり早く家を出たこともあり
まだ入学式が始まる一時間半前で、周りに同じ制服を着た人はいなかった。
全然良いことじゃないよ、もう!
私はとりあえず左を選び、まっすぐ進んでみたけれど
そこには民家の塀があり、行き止まり。
あちゃ〜間違えた〜と思いながら
自転車をUターンさせると
前からスーツを着た男性がこちらに向かって歩いてきていた。
背は160cmの私からすると少し高めの170cmくらい。
青いネクタイがよく似合っている。
そして、かなりイケメン。
「あのっ…!」
!?
私は、自分でも無意識のうちにその人に声をかけてしまい
かなり焦った。