孤高のラプソディー
しかも、今吊るされている高さは地上からゆうに10mぐらいある。
いやーよく見たら、あたり一面森だわ。
あっ、かなりむこうに村的な集落的な街がみえるー。
って‼︎
じゃなくて、これは死ぬ死ぬ死ぬ‼︎‼︎‼︎
こんな変な世界に来て目覚めてそうそう死ぬとか聞いてないよ‼︎
てか、今更だけど、これって全部ブールの仕業だよね?
あー、もう‼︎
次絶対会ったらこちょこちょの刑だー‼︎
「まぁ、次があったらの話だけどね〜
まったく、命の危機ってのによくそんなに余裕だね
ほんと、そのお気楽さに尊敬するよ。」
え、もしかして今までずっと喋ってた?
「うん、バッチリね‼︎
意外と楽しませてくれた君には感謝してるよー?
ではでは、君の幸運を祈って…………
さようなら〜」
その瞬間に躊躇なく放される私の腕。
うわぁぁぁぁぁぁーーーーーーっ
あまりにも肋骨の痛みが痛すぎて声にはならないが、内心叫びまくりの翡翠。
痛いのは勘弁痛いのは勘弁痛いのは勘弁‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
すると、地上から2.3mほどのところで、急に蔓=つる が体に巻きついて、なんとか地面との衝突が避けられた。