孤高のラプソディー


そんなこんな、いろいろ話しているうちに、学校に行く支度は終わり、玄関を出る。


今は、もう夏と言ってもいいくらいの暑さの時期。


汗のせいで、癖っ毛のロングヘアーの髪は首もとにくっついて気持ち悪い。


そして、明日からは夏休みにはいる。

そう、今日で学校も終わりなのだ。

高校生のみならず、学生の方々みんなが心待にしているであろう、

あの長期休暇と言う名の夏休み


私には憂鬱でたまらない。


友達もいないのに、1か月ちょいの夏休みをどう過ごせばいいんだ‼


『おい、そう心配するな。

俺がいるだろう』


と、いかにもイケメンがいってそうな台詞をさらりと言うこやつは、

今自分が持っているもっとも古い記憶の時からいた、親友。

とでも言っておこう。


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