闇夜の迷い猫



蓮「っ...なぁ、なんで学校来なかったんだ?連絡も無しで。」





そんなのただ学校に行きたくなかった



助けてくれた蓮達に酷い態度をとって合わせる顔がなかった





瞳「...気分」



蓮「本気で言ってるのか?」




瞳「当たり前」





...お願い...もうほっといて...


惨めになる...





蓮「じゃあこっち見ろよっ!!!」



そう言うと蓮は下を剥いていた私の顔を無理矢理上に向けた




目の前にはドアップの蓮





そして私の目には今にも溢れそうな涙





蓮「瞳美...」




瞳「もうっ...いいでしょ...ほっといてよ...」





ギュッ...





瞳「えっ...れ、ん...?」





蓮は優しく私を抱きしめた




暑いはずなのに心地よくて離れたくないと思ってしまう




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