闇夜の迷い猫
突然現れたその男は見惚れるほど綺麗な顔立ちをしていた
くっきり二重で切れ長な目、形の整った眉と唇、高い鼻、明るめの色をした髪
すべてにおいて恰好いい
あぁ、これが容姿端麗ってやつなんだと1人冷静だった。
そんな私とは対象的にビクビクと怯える男達。さっきの威勢はどこに行ったんだ...
「りゅ...龍鬼の蓮さんだ......!!」
「すみませんでしたぁぁぁあ!!!!」
とか言ってすごい速さで逃げ行った