秋田の彼女と都会のオレ
1話
俺、倉野裕翔はいわゆる、不良ってやつだ。
ケンカは当たり前 、殴り合いは俺の十八番ってやつだ。
俺に好きで話しかけてくる奴なんていない。
(ん?)
「おい、お姉ちゃん可愛いな〜、」
声がする方を見ると、ピアスをつけてる、
いかにも不良って奴が壁際で女のすぐ横の
壁に手を置いてもたれてる。
(ふむ、あれが『壁ドン』ってやつか。
女子が騒いでたな。ってそれより……。)
俺はそいつに1歩1歩近づいてく。
「おい。」
声をかけると、そいつはこっちを向いた。
「えっ、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
そいつの顔がどんどん青ざめてく。
そして、逃げていった。
俺は有名だから、そんじょそこらの
不良共は話しかけるだけで、逃げてく。
「なんだ、根性ねーな。」
アイツを見ていると、
「あの、ありがとさまでした〜。」
女の子はにっこりわらって言ってくれた。
(秋田弁……!?)
俺のじいちゃんが秋田出身だから分かるが、
彼女は秋田弁を言っている。
でも……
(お礼なんて、言われた事あったかな……。)
彼女の一言がなぜか、とても
嬉しかった。
「大丈夫だっけが……?」
(……!?)
いくらじいちゃんが秋田出身でも、
ケンカは当たり前 、殴り合いは俺の十八番ってやつだ。
俺に好きで話しかけてくる奴なんていない。
(ん?)
「おい、お姉ちゃん可愛いな〜、」
声がする方を見ると、ピアスをつけてる、
いかにも不良って奴が壁際で女のすぐ横の
壁に手を置いてもたれてる。
(ふむ、あれが『壁ドン』ってやつか。
女子が騒いでたな。ってそれより……。)
俺はそいつに1歩1歩近づいてく。
「おい。」
声をかけると、そいつはこっちを向いた。
「えっ、うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
そいつの顔がどんどん青ざめてく。
そして、逃げていった。
俺は有名だから、そんじょそこらの
不良共は話しかけるだけで、逃げてく。
「なんだ、根性ねーな。」
アイツを見ていると、
「あの、ありがとさまでした〜。」
女の子はにっこりわらって言ってくれた。
(秋田弁……!?)
俺のじいちゃんが秋田出身だから分かるが、
彼女は秋田弁を言っている。
でも……
(お礼なんて、言われた事あったかな……。)
彼女の一言がなぜか、とても
嬉しかった。
「大丈夫だっけが……?」
(……!?)
いくらじいちゃんが秋田出身でも、