キスと涙で愛を知る【加筆修正・完】
「2番目!ぜってえ2!」
おっと、ここで皐月が2番と主張。ストレートには決まらなかった。
「私は2番目で。1番も格好良いけど直感で2」
「変態ともたまには意見合うもんだな!」
「ケンカ売ってんのか」
私も2番目を選択。
多数決で決めるなら今は引き分け状態、残る藍の1票がどちらかに入れば決定となる。全員が藍の答えを待つ中。
「………1番目が良いと思うよ」
軍配は1番を選んだ碧音君と星渚さん、藍に。
「藍、男なら2番を選べよ!男は潔く2番一択だろ?!」
「は?関係ないぞ。それ」
「いやいや、2の良いところはな?」
皐月が藍に飛びつき2番の良さを饒舌で喋る。そのせいで3人がけのソファが狭くなり星渚さんと碧音君が皐月にブーイングをとばす。
「皐月邪魔お前の座る場所はそこ」
「そこって床じゃねえかふざけんな碧音」