キスと涙で愛を知る【加筆修正・完】
よくそれでコンタクトも眼鏡もなしで過ごそうと思ったな。
不便だし、危ないって。
「病院で診てもらってコンタクトか眼鏡しなよ、春」
「えーでも眼鏡は慣れなくて邪魔になる」
「コンタクトは?」
「目の中に入れるんだよ?!無理無理」
春は目薬も苦手だからね。
でも、そうは言ったって困るのは春自身だ。
「本当にやばいかなって思ったら、また考える。藍は眼鏡っ子好き?」
「それはさ、眼鏡をしてる時と外した時のギャップがあるからいいんじゃん」
「私にギャップはないと?ギャップ萌えは感じないとでも?」
ベッドに寄りかかっていたら、上から春が首を絞めてきた。
「春にも腕は細いけど怪力っていうギャップならあるでしょ」
「嬉しくない!」