朧咲夜ー番外篇ー【完】
咲桜を見て、途端に目を輝かせる笑満。
「咲桜―! 素敵っ! 綺麗すぎっ! あたしの天使~っ」
「笑満ちゃん落ち着いて」
一気に咲桜大すきゲージが振り切った笑満を、遙音が必死に押さえている。
「おおー、花嫁さんよくお似合いで」
「さすが咲桜。着こなしてるね」
「神宮には勿体なさ過ぎるわよ」
続けて、降渡、吹雪、絆が控室に入って来た。
「来てくれて、ありがとうございます」
咲桜が、頭を下げる。
「当然でしょ。それで、肝心の花婿は?」
「準備出来たらこっちへ来てくれることになってるよ」
咲桜が吹雪に応える。