朧咲夜ー番外篇ー【完】


「それは……お邪魔じゃないですか? 朝間先生も大変なんでしょう?」


「夜々子」


「………」
 

在義に、咲桜と同じ瞳で睨まれた。


「咲桜から聞いてるよ? 朝間先生はもう終わってもいいだろう?」
 

……この親子、本当に似ていやがる。


「馴染むまでは少しくらい見逃してください」


「馴染むまで? いつ?」


「……在義さん」
 

恨みがましい目で見上げると、在義は軽く笑った。



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