素直になってよ

体育館につくと、１年から4年、はもう集まっていた。

いまから、先生の長い話を聞かないといけないのかと思うと、きがとおくなる。

それでも、転校生がみれるからと自分にいいきかせ、必死に眠く重い瞼をしっかりとひらいた。

案の定、先生たちの長い話を聞かされた。そして、ついに

先「ここで、新しいお友だちのしょうかいです！五年生の古川拓也君です。拍手出迎えてあげてください。」

先生のとなりにパイプ椅子ですわっていた。男の子が前に出てきた。

拓「古川拓也です。峯川小から来ました。地区は、宮元です。よろしくお願いします。」と堂々と、はっきりあいさつした。

その子の容姿は、背は結構高くて、目鼻立ちがはっきりしていて、イケメンに近い方だった。でも決して漫画とかにでてくる完璧の、タイプのイケメンって感じじゃない。なんか足りない感じ…

それに、喋りかたからして、真面目っぽくて、少しやんちゃなタイプが好きなわたしにとっては、恋愛対象じゃないなっとすぐにおもった。