信じて欲しくて
まぁ、俺が見たかぎりでは、


彩音は根は優しそうだし、


彩都も自分を変えられると思うんだ。


現に彩音は彩都の頭を撫でながら、


優しそうな目で彩都を見ているのだから。


早く馴れてくれれば、『復讐』だなんてこと、考えなくてもいいのになぁ。


そう思いつつ、ふと時計を見ると、


時計の針は8と12を指していた。
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