信じて欲しくて
「…さん!あ…さん!彩音さん!」


彩音「は、はい!」


返事をして振り向くと、黒崎先生が立っていた。


悠真「どうかしましたか?」


彩音「いえ、なんでもないです!」


悠真「それならいいんですけど。まあ、入ってください。」


え、もう!?


ヤバい。どうしよう!


彩都「彩音、大丈夫?さっきから震えてるけど。」


彩音「だ、大丈夫、気のせいだよ!ほら、行こ!」


大丈夫。大丈夫。


私は自分自身に暗示をかけながら教室に入った。
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