君へ
何だろう?
胸の奥がぎゅーって苦しくなって、
目が熱くなる。
必死にこらえてたものが
一気に頬をつたって流れていく。
暖かくてどこか冷たい。苦しみの涙。
もう、ワケわかんない。
わたし、なんで泣いてんだろ?
変なの。
彼氏でもなかれば
そんなに親友とかじゃないのに、
ただの。
ただの。
ただの友達なのに.....

「えみっち?どうしたの?」
「みっちゃん.....好きな人が突然消えたらどうする?.....」
「えみっち.....悪いけど、誠に恋しない方がいいかもよ?」
「え?」

なんで?なんでそんなこと言うの?
最低。
最低だよみっちゃん
人の恋なんて自由じゃない。
みっちゃんは、見方だと思ってたのに。
ひどすぎるよ。

今度は悲しみの涙。
誠くん?
何がなんだかわからない。
でも、今日休みなだけで、明日は来るかも!
風邪なんだよ。
そうだよね
なんだ。
よかった。
「誠くん、風邪とかなんだよ」
「えみっち?」
「みっちゃん.....ひどいよ?」
タッタッタ.....

わたし、先にもうダッシュ。
なにもかも忘れたい。
今日一日だけ。たまたま休んだんだよ。
気にすることない。
気にすること.....ない。
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