光ることを忘れた太陽。
私の中の答え
《咲希side》
き、気まずい……。
「……あのさ」
私はさっき、尚に告白された。
友達だと思ってたのに。
ずっと、腐れ縁だと思ってたのに。
尚はいつからそう思ってたの?
もしかして、けっこう前から?
考えれば考えるほど頬が熱くなる……。
そして、胸のドキドキが止まらないよ。
だからこそ、自分の気持ちがわかんない。
この気持ちに、どんな名前をつけるべきなんだろう。
私だって、尚に抱いてる感情が他の人に対するものと違うことくらい、わかってる。
でも、それが “ 恋 ” なのかわからないの。
少しずつだけど、確かに感じてる。
いつだって隣にいてくれて。
泣いてるときも、不安なときも、笑顔にさせてくれる。
私はきっと、心の中で尚を探してるんだ。
なぜだか、無性に尚を求めてる。
そんな気がするんだ。