光ることを忘れた太陽。
「尚は?」
「6番だけど?」
「……え?」
6番って、6番?
あの6番だよね?
私の思考が一瞬止まった。
そして、その意味を理解したときには声をあげていた。
「えーっ!?」
「うるさい」
はい、すいません……。
それって、私と尚が隣ってことだよね?
それなのに、なんで冷静でいられるの?
余計わからなくなっちゃった。
尚にとってはそんなの……どうでもいいことなのかな?
私と隣かどうかなんて、気にしなくてもいいことなの?
私の中で黒いモヤモヤが溜まっていく。
なんだろう、この気持ち。
なんだか私だけが気にしてるみたい。
そんなことにこだわっても、何も変わらないのにね。
そんな思いを振り払うようにブンブンと首を振る。