光ることを忘れた太陽。
それでも、当たり前じゃない。
大切な人がそばにいること。
人と人との想いが繋がること。
それは簡単なことじゃなくて、きっと奇跡に近いものなのかもしれない。
世界には叶わない恋をしてる人だってたくさんいる。
だから、その奇跡を自分で壊すなんてことしちゃいけない。
それでも俺達は歩く。
ときに傷ついたり悲しんだり、幸せに浸ったり喜んだり、喜怒哀楽を満喫して。
そうして大人に近づいていく。
────俺は、大切なことを忘れていたみたいだ。
「咲希」
人に言われたことしかできない人生なんて、自分の人生じゃない。
いつも同じじゃないから。刺激があるからこそ楽しい人生。
未来を暗く考えてちゃ、何も始まらないよな。
「俺と、また最初から」
この気持ちに名前をつけるとしたら……。
“ 芽生え ”
全ての人との繋がりは、この感情から始まるんだな。
「友達になってくれませんか?」
1度してしまった過ちを、また繰り返したくないから。