光ることを忘れた太陽。
もちろん隼は俺の咲希への気持ちも知ってる。
だからたまにアドバイスをくれるんだ。
「もしかして、咲希?」
「う……っ//」
図星……。
やっぱり鋭い隼には隠しごとができない。
勘のいい隼はすぐに見破っちまうから。
さすが隼だな。
……と言いたいところだけど、隼は冷やかしが大得意なんだ。
「当たりか」
「そ、そうだけど//」
そこまであからさまに言わなくても。
本当に隼はデリカシーがないんだよな。
いつも、思ったことをすぐに口に出しちまう。
隼らしいといえば、隼らしいんだけど……。
「咲希って何気にモテるよな。本人は気づいてねーけど」
と、俺の思っていたことを口にする隼。
「だよな。マジで鈍感……」
俺ももちろん賛成だ。