光ることを忘れた太陽。
「もうっ!尚も隼人もうるさいーっ」
でも、こうやって不満な顔をする咲希も可愛い……。
なんて思っちまう。
こんなこと、本人には絶対言えねーけど。
言ったところで、俺は相手にされないし。
咲希の俺に対しての気持ちも変わらない。
咲希はいつになったら俺を男として見てくれる?
いつになったら恋愛に興味を持つようになる?
俺にはわからない。
これは咲希の問題なんだから、そこまで俺が首を突っ込むことはできない。
それでも、好きな人には好きになってもらいたいから。
俺を “ 友達 ” としてじゃなくて、異性として見てほしいから。
だから俺が、頑張るしかないんだ。