光ることを忘れた太陽。
キョトンとする私に。
「咲希もよく知ってるわよ」
そう付け加えて微笑む光梨。
私がよく知っている男子。
……といえば、あの2人しかいないよ。
「尚か隼人?」
私がそう尋ねると、光梨は頬を赤らめながら。
「うん//」
と、微笑んだ。
これぞ女神の微笑み!
そして、光梨は話を続けた。
「隼人よ、私の好きな人」
あ、隼人なんだ。
光梨と隼人って、大人びてるところが似てる気がするんだよね。
「咲希って隼人と仲いいでしょ?だから、少し協力してくれない?」
私と隼人が仲良く見えるのはよくわからないけど……。
「光梨のためなら手伝うよ!」
私は笑顔で答えた。
だって、大切な友達の頼みだもん!