光ることを忘れた太陽。
でもいつの日か、尚也くんもあたしと同じように恋してることを知った。
「学校1モテる」と言っても過言ではない尚也くん。
本人から直接聞いたわけじゃないけど、直感でわかったの。
彼は、咲希のことが好きでたまらないんだ、って。
それくらい尚也くんはわかりやすかったから。
お互い辛いこともあって、そんなときは苦労話をしたりもした。
特別仲がいいわけじゃなかったわ。
でも、仲間がいる。
そう思うだけで、なんだか気持ちが楽になったの。
今朝だって、背中を押してくれた。
咲希も尚也くんも、あたしが告白することなんて知らないはずなのに、応援してくれたの。
期待に応えられるか、わからない。
失敗するかもしれないけど。
あたしの勇気は無駄じゃなかった。
そう信じたいから。
好きになった気持ちを閉じ込めておくのは限界だから。
今日、あなたへの想いを伝えます─────。