光ることを忘れた太陽。
「だから……俺も井上が好きなんだよ」
その言葉が聞けたときは、嬉しさが込み上げていた。
隼人がそんなこと言ってくれると思わなくて。
そんなこと思ってくれてたなんて知らなくて。
全部全部、あたしの想いだけだと思ってたのに。
あたしと隼人の心は、繋がってたの?
隼人もあたしのことを好きでいてくれたの……?
「はや、と……隼人っ……!」
何度も隼人の名前を口に出して泣いた。
学校で泣くなんて、初めてだったわ。
それでも、抑えきれなかったの。
隼人への想いが。
今までの痛みが。
そして、今の幸せな気持ちが。
全部、あたしの胸を伝っていく。
あたし、告白して良かったのよね─────?