光ることを忘れた太陽。
「好きだ」
「……え?」
言え、た……!
良かった。
って、安心してる場合じゃねーよな。
咲希の奴、戸惑ってる。
やっぱり気づいてなかったんだな。
まぁ、咲希だから仕方ないけど。
「今、なんて……」
「好きだって言ってんだよ」
口に手を当てて驚く咲希。
今でも信じられなさそうな顔してんな。
「う、そ……」
「嘘じゃねーよ」
ダメだ。どんどん顔が熱くなってくる。
そう思いながらも様子を見ようと顔を上げると……。
そこには顔を真っ赤にした咲希がいた。
「咲希?」
「……っ///」
そう呼びかけると、咲希の顔はどんどん赤みを増していく。
やばい、可愛い……。