溺愛妖狐ひろいました
そういう私の心を、もしかしたらミコトは繊細に受け取っているのかも。
不機嫌な理由は、そこにもあるんだろうか。
「はぁ・・・」
って、いけない。
今は仕事に集中。
明日までにはプランをあげないと。
私が今できることを。
誰よりも時間と手間をかけて。
「あ、これ・・・」
資料をめくる手を止め目に通す。
側に置いていたメモ帳にペンを走らせた。
「これ、参考になりそう」
私は一層集中して、時間を忘れとりかかる、
足を引っ張りたくない。
遊佐先輩に認められたい。
そして、イベントを良いものにしたい。