溺愛妖狐ひろいました
★テンパりマックス!
・・・おも・・・。
重い・・・。
なに、このずっしりとした腰に来る重み・・・。
か、金縛り!?
ユーレイなんて、信じてないのに。
いるわけ、ないよね!?
「はっ!!?!」
パチッと目を開き起き上ろうとする。
しかし、腰にある重みのせいで途中で止められた。
いったい、なに!?
「え・・・」
腰元を見ると、狐の姿。
狐・・・、ああ、そうだった。
タオルでベッドを作って寝かせていたのに、寝ぼけてこっちに来ちゃったの?
驚いた・・・。
本気でユーレイかと・・・。
非現実的な想像に思わず笑ってしまう。
どんだけテンパってんだか。