溺愛妖狐ひろいました


「でも、私が寒いからつけよーっと」

「うん!」

「今日は仕事も休みだし、1日その格好でいていいからね。今日は休息日!」

「わぁい!」




1週間終えると、ミコトもやっぱり疲れが出るのか昨日の金曜はとても顔色が悪かった。
いつ変化が解けてしまうかとひやひやしたものだ。

でも、何とか無事1週間を乗り切り、ミコト自身も仕事をなんとなくこなすことができるようにもなってきた。
この調子ならこれからもがんばれそう。




「朝、ホットケーキでも焼こうか」

「ほっとけぇき?」

「そう。美味しいよ」




目を輝かせ身を乗り出してるミコトに笑ってみせる。
ミコトは嬉しそうに身体を揺らした。


可愛い。



「ちょっと待っててね」

「おれ、コーヒーの準備する!」

「ありがとう」




ミコトはいろんなことを覚えていき、今ではコーヒーを入れるのはミコトの担当になっている。
いれるとはいえ、インスタントだけどね。



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