溺愛妖狐ひろいました
溺愛Level 3
★ハプニング
ドキドキして、落ち着かなかった。
ミコトはよく、好きって言ってくれてた。
でもそれは、子どもが保護者に思う感情みたいな、ペットが飼い主を慕うようなそういう感情なのだと思ってた。
ミコトは人間嫌いだし、その人達よりは懐いてもらえてる程度だって思ってた。
それに、ミコトはなんだか、子どもみたいな可愛いって思うことが多くて。
妖狐とはいえ、男の人ってこと忘れてた。
でも、昨日の夜、突然抱きしめられて、突然男の人なんだって思った。
無駄な肉ひとつない引き締まった身体。
細身で可愛いと思っていたのに、抱きしめられたら私を包みこむくらい大きな身体だった。
あの後、ワタワタしちゃってそのまま寝ることになって・・・。
朝も慌ただしく出てきちゃったからあまりミコトと話したり顔合わせられなかった。
なんでこんなドギマギしちゃうんだろう。