奥様は整形美人!?
長い廊下を歩く。

2人の足音が重なり響く。



「大翔…」

「ん?」

「こうして一緒のペースで歩くの久し振りよね。」


美姫は嬉しそうに言った。


「そんなこと…」

「ないって言えるの?」

美姫は、まっすぐ僕をみた。

姿は変わっても、その瞳は変わらない。

「確かに久し振りかな。」

無意識に俺は、今の美姫を一人の女性として扱っている。

だから、歩調を合わせた。


前は、小走りの美姫に気がついておきながら、合わせる事はしなかった。

ついて来るのが当たり前

そう思っていた。


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