奥様は整形美人!?
「あの人、気ぃつけたほうがいいですよ。」

突然した声に驚きながら見ると
昨日あいさつ回りのときに会った
中尾さんの奥さんが、ごみを持って立っていた。


「中尾さん。おはようございます。」

美姫は、少し気まずそうに挨拶した。

「気にせんでええよ。うちもやられたから。エレベーターからぶつかるの上手いねん、あの人。」

「え?」

美姫が驚いてる横で、
中尾さんはエレベーターのボタンを押して、扉を開いた。

美姫が乗るべきか悩んでいると

「ご主人・・・会社遅れますよ?」

そういって微笑まれた。

「あ!そうだ!すいません!」

美姫もエレベーターに乗り込んだ。

俺はあわてて外へ出た。



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