奥様は整形美人!?
「ちょっとそこに座っといてください。」
ふかふかの
まるでカフェのようなリビングによく似合う
深緑のソファーに通された。
「はい。コレ・・・素敵なソファーですね。」
「そう?それうちの趣味なんよ。主人はモノトーン系がすきなんやけど」
コーヒーを手に持ち戻って来ると
早速話を切り出してきた
「佐々木さん、その後どうなん?」
「どうって・・・何も・・・。」
確かに何度か着信はあったけど
それを受けることはなかった。
エレベーターでも、佐々木さんがいないのを確認して乗っていた。
「なんや~。あの人絶対狙ってはるやろ~。アナタ美人やし。」
「いえ。そんなこと・・・」
「ええんよ。ところで佐々木さんな、うまいらしいよ。」
「え?」
少し、恥じらい気味に目をそらした後
私を上目使いに見つめ顔を近づけてきた。
「あれやんか・・・エッチ・・・」
あ、そういうことね。
確かに最近ご無沙汰だけど・・・。
ってそうじゃなくて!!
「そう・・・ですか・・・。」
この人。
ズバズバ確信に迫ってくるだわ。
心の中で余計なことは話さないでおこうと誓った。