僕は、今日も、願う。
「え?」



『ケチなんて言ったから、神様がブゥタレたみたいだ。』




「祈ってるから!!願って…るから…」



涙を必死に堪えて笑うシロにクロはチュッとキスをした。



『きっとまた…会えるよ』



手を重ねると、ゆっくりシロの体が透けていった。



『「サヨウナラ」』



どちらからともなく、そう言った



完全にシロは消えて



『置いてかれたのは僕だと思うんだけど。』



シロが消えた跡を見つめながらクロは呟いた



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