ビルの恋
「サイモン?入っていいですか?」
個室のドアをノックする。
どうぞ、と言われたので室内に入る。
サイモンは仕事の手を休め、こちらを見た。
青い目をいたずらっぽく輝かせ、私に聞く。
「プレゼントは気に入った?」
「もちろんです。あの、お気遣いありがとうございます。
びっくりしたし、感動しました。大切にします。」
「それは良かった」
サイモンは満足そうに頷いた。
「では、これで失礼します」
仕事の鬼・サイモンの部屋に長居は無用だ。
邪魔をしてはいけない。
部屋から出ようとすると、
「ちょっと待って」
と呼び止められる。
まだ渡すものがあるんだ、とサイモンはA4の用紙を2枚、手渡した。
「そこに座って読んで」
と、サイモンのデスク前の椅子を指す。
個室のドアをノックする。
どうぞ、と言われたので室内に入る。
サイモンは仕事の手を休め、こちらを見た。
青い目をいたずらっぽく輝かせ、私に聞く。
「プレゼントは気に入った?」
「もちろんです。あの、お気遣いありがとうございます。
びっくりしたし、感動しました。大切にします。」
「それは良かった」
サイモンは満足そうに頷いた。
「では、これで失礼します」
仕事の鬼・サイモンの部屋に長居は無用だ。
邪魔をしてはいけない。
部屋から出ようとすると、
「ちょっと待って」
と呼び止められる。
まだ渡すものがあるんだ、とサイモンはA4の用紙を2枚、手渡した。
「そこに座って読んで」
と、サイモンのデスク前の椅子を指す。