明日も歌う あなたのために
湊くんの行動ひとつで、こんなにも不安になったり、反対に嬉しくなったりする私。
本当はずっと前から気づいていた。
だけど湊くんはまだたったの14歳で、8歳も年下だし、私は看護師で湊くんは患者さんだったから。
そんなわけないってずっとどこかへ押し込んでいたけれど、
もう認めてしまおう。
私は湊くんのことが、男の人として好きなんだ。
───だから待つよ。湊くん。
私も、今より更に強くなった湊くんの想いを、がっしり受け止められるように。
私も頑張らないと。
「よっし!明日からまた仕事がんばるぞーっ!!」
君との約束があれば、何だって頑張れるように気がしたよ……。